東北の冬は、東京で暮らしていた頃とは比べ物にならないほど厳しい。
特にこの時期は、朝晩の冷え込みがひときわ鋭い。
自転車通勤で家に着く頃には、手足は金属みたいに冷え切っていて、玄関の鍵を回すのもつらいくらい…。
そんなある日、ふと思いました。
「これ、シャワーだけじゃもう無理じゃない?」
今日は、“平日お風呂を解禁してみたら最高だった話”をお届けします。
■ 今まで:平日は“節約シャワー”が当たり前だった
私は2020年、社会人2年目の秋頃に東京で一人暮らしを始めました。
当時は収入も今より低く、家賃も高い。
生活のあちこちを切り詰めなければならず、
「節約」が生活の最優先事項でした。
その一つが「平日はシャワーで済ませる」というルールです。
特に冬場は、シャワーを止めた瞬間に冷気が肌を刺すようで、
「アッッッッ寒い!!」と声が出るほど。
だけど、
“お湯を溜める=お金がかかる”
という固定観念が強く、どうしても踏み切れませんでした。
シャワーで済ませる習慣は、そのまま仙台生活にも持ち越されましたが…
東北の冬は、想像以上に体にこたえる。
■ 今回の取り組み:思い切って湯船を溜めてみたら、幸福度が爆上がりした
そんなある日、帰宅して手足が凍ったようになっていたのを見て、
「これ以上は健康にも良くない気がする」と思い、
思い切って 平日のお風呂を解禁してみました。
お湯をためながら湯気がふわっと立ち上がるのを見て、
すでにちょっとワクワクしている自分がいました。
そして、いざ湯船に入ると——
「あぁぁぁ……生き返る……!」
冷え切った足先からじわじわ温まっていく感覚。
背中にふわっと広がる安心感。
自転車通勤で冷え固まった体が溶けていくようでした。
たったこれだけのことで、
こんなに幸福度が上がるのかと驚きました。
■ お湯が溜まるまでの時間も“黄金時間”になった
意外だったのは、お風呂が溜まるまでの時間です。
これが意外と良かった!
- 洗濯物を畳む
- 夜ご飯の下準備
- 水筒を洗う
- 翌朝の朝活の準備
今まではダラ〜っとしてしまいがちな帰宅後の時間が、
**スムーズに動ける“生活リズムの再起動時間”**に変わったんです。
湯船に入る前から、すでに生活にメリハリが生まれていました。
■ 平日お風呂のメリット:お金以上の価値があった
実際にやってみて感じたメリットはこちら。
● ① 冷えが取れて体がラク
湯船に浸かると、手足の血行が一気に回復して、
肩や腰の強張りもふっと軽くなります。
東北の冬にはこれは本当に大きい…。
● ② 心の余裕が生まれる
お湯に浸かっている数十分だけ、
スマホもSNSも忘れて、頭が空っぽになる時間。
これが想像以上にメンタルに効く。
● ③ 睡眠の質が上がった
入浴後に体温が下がるタイミングで眠気が来るので、
寝つきが良くなり、翌朝の朝活にもプラスに感じました。
● ④ 翌朝の身体が軽い
寒さで固まった体って、翌日のパフォーマンスにも響くんですよね。
湯船に入るだけで、翌朝のランニングが少し楽になる実感があります。
■ 節約との葛藤はあるけれど…必要経費と割り切ることにした
正直、光熱費のことは頭をよぎりました。
東京時代からずっと続いている節約習慣が、簡単には抜けない。
でも今は、こう思うようになりました。
「健康と気力が回復するなら、これは必要経費だ」
毎日入るかどうかはまだ決めていませんが、
- 特に寒い日
- 頑張った日
- 疲れてどうしようもない日
こういう日に、
“小さな贅沢としてのお風呂”
を大事にしていきたいと思っています。
■ まとめ:東北の冬のお風呂は、生活の質を底上げしてくれる
東京でシャワー生活を続けていた頃は、
「湯船は贅沢」だと思っていました。
でも仙台に来て冬を迎えてみると、
湯船に浸かることは “心身のメンテナンス” なんだと気づきました。
寒い日に浸かるお風呂の気持ちよさを知ってしまった今、
もう前の生活には戻れないかもしれません(笑)
これからも、小さな暮らしの工夫や発見をゆるく共有していくので、
ぜひまた読みに来てくださいね!



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